パソコンを使っての点訳と出会ったのは、ちょうど2年前です。
お正月に届けられた広報に初心者向けの募集が出ていたのに応募したのが、始まりでした。
パソコンの有効利用になると思ったのと、文字を眺めるのは嫌いでないので行ってみることにしたのです。
従来のやり方ですと、紙の裏から、右から左へ裏向きの点字をぷつぷつとアナをあけて、打っていくわけですが、パソコン点訳では点字ソフトを使って、普通に文字を打ち点字に変換して、、それを点字プリンターで印刷すればよいので、画期的に時間がかからず点訳できます。
それでも、ただ文字を入力するのではなく、点字の規則に沿って打ち込まなければならないので、これで1人前になるのにもそれなりの時間を要します。
これに、首をつっこんで、1週に1回、超スローペースで、昨年の9月にようやく盲学校の先生に指導していただくところまでいきましたが、盲学校では割とすぐ、パソコンは間違いを校正段階ですぐ訂正できるのだから本点訳やってくださいと言われ、いよいよ本を点訳することになりました。
はじめの練習30頁は自分の好きなものということでしたが、11月からは、いよいよ相手のニーズのものを点訳することになりました。
どんな本でも、点訳しながら読めるのは、チョット楽しいかもと思っていたのですが、今預かっている本は、「銀のなえし」というタイトルの捕物控。表紙に十手を持った人が描かれていて、あまり興味そそられないなーと思いつつ始めました。
期限を急がれていないので思い出したようにやっていますが、10頁くらい進んだ感想は、意外に面白いです。水戸黄門や大岡越前に出てくる町人の会話がそのまま出てきて、展開がわかりやすく、
全部読んでないけれど、勧善懲悪、正義のヒーロー登場の世界が繰り広げられるのではないかと、期待できます。
和ものは、まあ普通の私ですが、やはり日本人。「母の恵の子守唄~♪遠い昔の物語ー」にも今年は心を寄せてみようかしら?
点訳も技術が進歩しているんですね。どうぞ頑張ってください。京都は快晴が続き穏かです。風邪をひかれないよう。
ペキニーズさん、コメントありがとうございます。点訳に関しては、どうもうっかりミスが多く、良く落ち込んでいますが、励まされました。