家の月桂樹物語

先日丸い蕾をつけた月桂樹は、いつの間にか一斉に花開いていました。
薄い黄色の小さな花がいくつか群がって咲いて、明るい感じになりました。
ロリエに、甘い香をプラスした匂いがします。
花が咲くのは今年で2年目です。
 
この月桂樹は、今から14年くらい前、4月29日のみどりの日に苗木を配っていたときにいただいてきたものです。このころは、毎年のように市から苗木が配布されていたので、月桂樹の前に、むくげや、芙蓉、くちなしなども家の裏庭に植えてありました。それで、月桂樹の居場所はなく、しかたなく大きな鉢植えに植えていました。苗木なので、細い幹に葉っぱが12枚くらいついていました、それは1年たってもそのままだったので、月桂樹の葉っぱをスープを煮るときに使うのはあきらめていました。
 
ところが、その後転勤でしばらくこの家を離れることになったのです。そのとき、なるべく世話のないように、毛虫と落ち葉の激しい、芙蓉とむくげを取り除き、あとにヒバとツゲとこの月桂樹を直植えにしたのです。
裏庭の中央に細く植えられた月桂樹は、2年後に見に来たときはすでに大木化していて、初めはにわかに同一とは信じられないくらいでしたが、よくみると幹の微妙な曲がりがまさしくあの幼木でした。
 
再び、住むようになってからも、これの成長は止むことなく、毎年のように春と暮れ頃には、枝を剪定しないと、さらにさらに大木となろうとしているようなのです。葉っぱもとても大きく、きれいな葉っぱを洗って干して、集まりに持っていった時に、ロリエではないのではと怪しまれるくらいの大きさなのです。でも、匂いでこれはロリエにまちがいないといってくださる方がいて疑いは晴れましたが。
 
狭い裏庭は、少し掘れば粘土質の土が出て来ますが、この月桂樹はどこから栄養分をもってくるのかしらと、時に不思議に思っています。
 

家の月桂樹物語」に4件のコメントがあります

  1. 月桂樹のお花って生まれて初めて見ました。
    可愛らしい可憐なお花なんですね。
     
    「月桂樹→勝者に与える冠→月桂冠→日本酒」
    という1人連想ゲームをしてしまいましたw
     

  2. 月桂樹のお花、UPして下さってありがとうございます。
    こんな花が咲くのですね、可愛いですね!
     
    鉢植えにしていた樹を直植えにした途端ぐんぐん育って・・・
    そうですよね、我が家のモミジもそうなんです。
    鉢植えで頂いたのを地植えにしましたところ、あっという間に屋根近くまで伸びてしまって・・・。
    今では毎年、剪定に苦労しています。
     
     
     

  3. >のほほん☆さん
     
    月桂冠→日本酒の連想されるって、やはり楽しい方ですね。
    そういえばあの成分解析、コメントしそびれましたが、本名でやってみましたところ、のほほん☆さんと同じ、大人の都合と、鍛錬が同じくらいの割合で出ました。これって何?て感じで、何と言ってよいのやらでしたが、本名は意外と固めの名前?なんて思いました。

  4. >Y&Yさん
     
    あっ、そうなんですね。土に植えたとたんぐんぐん
    成長するのは、普通のことだったんですね。
     
    でも、大変と言いつつ、こんな場所で大きく
    なってくれることに、 半分は喜んでいます。
    親心にも似て・・・。
     
     
     
     
     
     

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