東海道神奈川宿~浦島伝説を訪ねる

また、東海道ウオーキングの日がやって来ました。
 
今回は、日本橋から3番目、7里のところにある神奈川宿です。
浦島伝説と横浜開港にともない外国の領事館として使われた寺のようすが印象的でした。
 
浦島伝説といえば、日本書紀、万葉集、丹後の国風土記に書かれていて、亀の背中に乗って竜宮城に行った太郎が玉手箱をもらって帰ってくると300年たっており、玉手箱を開けた太郎はたちまちお爺さんになるというお話ですが、ここのお話は、結末が多少違っていて、玉手箱と観音像をもらって帰った太郎は、観音像によって両親のお墓をさがしあて、その場所にお堂を建てて、観音様を祀ってとむらったそうです。そして、玉手箱をあけることなくまた、竜宮城へ戻っていったそうです。
 
 蓮法事(別名浦島寺と呼ばれる観福寿寺跡)には、浦島太郎の塔、石碑、石仏がある
 
       
 
浦島の地名はあちこちに
 
                  
 
                                                          浦島地蔵・・・慶運寺に移送の際にこの場所から動かなくなったとされる
 
                  青海波と亀(この地区のシンボルがあちこちに)
 
 
                              
 
 
     
 
 江戸方見附・長延寺跡(オランダ領事館があった)
 
      
 
 
 
     熊野神社の狛犬・・・右が獅子で、左が狛犬、獅子が「あ」といい、狛犬が「うん」といってるそうです。

                  人は、「あ」といって生まれ、「うん」といって死ぬとの説明がありました。
 
 
                
 
         
 
 
成仏寺…将軍の宿泊施設
 
 浦島太郎のなみだ石がある
      
 
                       
                           ヘボンが本堂に4年間居住

 
              
 
 
慶運寺(フランス領事館に)
 
 60年に1回開帳の浦島太郎が持ち帰った観音像が安置されている。
 
    
 
  
    宗興寺・・・ヘボンが開港時5か月診療所を開設
 
                   
   
 
 
 本覚寺(アメリカ領事館に)
 
 
 
 
 
 このさきの上台橋のところで、今回のウオーキングは終わりましたが、最後に浦島太郎にちなんでおもしろい話を伺いました。
 さる大学の教官になる試験で、最後の面接の一番終わりに、「あなたは、桃太郎と浦島太郎のどちらがすきですか?」という質問が出されたそうです。
 
 その問いに、「浦島太郎」と答えた人だけを合格としたということで、その理由は、浦島太郎を好きな人は鬱にならないタイプだからということでした。
 
 桃太郎は強く正しい人物だが、浦島太郎の行動は、よくわからないところへ誘われるまま出かけるいい加減なところがある、このような人物をこのむ人は鬱にならないのだそうです。
 この話こそ、いい加減な話ですが、話的に私は、浦島の方が好きだったので、面白いと思って聞きました。
 
 ここで解散してちょうどお昼過ぎ。この日は、このあと第2ラウンドのお出かけがありましたが、それはまたの機会に。
 

東海道神奈川宿~浦島伝説を訪ねる」に2件のコメントがあります

  1. へ~え 神奈川に浦島伝説があるんですか、知りませんでしたもっと田舎の海辺の街のお話かなあと・・・。人は、「あ」といって生まれ、「うん」といって死ぬ そうなんだ・・・。初めて聞く言葉です!人間ちょっといい加減なほうが生きやすいってことでしょうか・・・。なんか判るような気がします。今回もまたまた勉強になりました(。・_・。)ノ

  2. >こころ きら星さんいつもありがとうございます!いよいよ暑い季節になり、夫は行かないと言ってましたが、私は、短時間に色んなことを見聞きできるガイドウオーキングの魅力に惹かれ一人でも参加するつもりでした(結局夫も参加しましたが)忘れないうちに頑張って更新しましたが、後は休業中になってしまっていました。「あ」と言って生まれ・・・の話は、私も全貌がよくわかっていませんが、話された人によると、静岡のお寺の和尚さんが言ってたということです。「あうん」の呼吸という言葉とも関係がありそうです。

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