大阪の実家には、夏と冬の2回行ってます。8年前父が無くなってから、母が一人暮らしなので、この回数は、最低限守るようにしています。実家へは、この他に、長女と次女が、日を替えて、1回ずつ行くので、それも力強い繋がりになっています。
私の実家行き夏編は、たいていお盆の前、8日の月命日を挟んで、4,5日行きます。中3日間ぐらいの滞在で、その1日に和歌山の父と母の実家をたずね、お墓参りをしてきます。あと2日は、1日は近辺を楽しみ、もう1日は映画、ショッピングなどのお出かけをします。
ワンパターンのようで、その内訳は行くたびごとに、違ったものがあり、世の中の変化を感じたりします。
まず、実家大阪、母の家では、襖18枚天袋8枚と畳16.5畳分のやり替えをしたと聞いていましたが、見事きれいになって青畳の匂いに包まれていました。慎重な母は、電子レンジとオーブントースターの電源を使う度に抜き差ししているのを見て、私はスイッチ式のコンセントを薦め、さっそくそれに切り替えました。
今回のお出かけは、いつもの映画館で「コクリコ坂から」を見たあと、いつも行く本屋の喫茶店はやめて、5月に新しくできたQ’zモールというショッピング街に出かけました。ここは、天王寺駅の斜め向かいに当たる場所。阿倍野筋沿い、近鉄百貨店の向かいのところに、東京に来たのかと思うようなショッピングゾーンが広がっていました。
この辺りでお昼をと思いつつ、混んでいたので、母の勝手の知ったステーションビルミオのレストラン街に移動しました。ここもほどほど人はいるものの、落ち着いた空気でした。
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和歌山行きは、いつもJR熊取駅から直行のバスで行きます。県境の山を越えて行くので景色がきれいで、早い取り柄がありますが、急カーブと振動は大変なものです。今回1つ発見したことーそれは、熊取を出発してしばらく行ったところに、原子力の燃料施設があるということーその横をバスは通っていました。
さて、和歌山は父と母の実家のあるところ。紀の川を挟んで、JRの駅すぐのところに父の実家が。父の墓は、その近くにあります。母の実家は、そこから、竜門橋を渡って、竜門山の山麓、少し上がったところにあります。今回も、お墓と両方の家を訪問し、伯父さん、義叔母さん、従兄世代の心優しい人たちと語らい、その子ども世代のようすを聞き、帰って来ました。田舎の町にも、周りの家が新しくなったりと変化はありますが、山と川は変わりません。その懐かしい、母にとって懐かしいであろう風景を今回はカメラに収めて帰りました。