父が亡くなって早11年が過ぎました。
今日2月8日の命日は、毎年、実家に帰り母と時間を過ごし、お墓を新設してからは、お墓参りをするのが定着していました。
しかし、今年は色々と事情が重なり、この日のお墓参りはしないことになり、代りにお彼岸に行くことに決めました。
そんな命日の今日は、朝から大雪で、ことに関東地方は何年ぶりか何十年ぶりかという、経験したことのない吹雪の1日となりました。
玄関のドアを開けるとすぐ雪が積もっているので、このアプローチのところだけは、雪が来ないように雪掻きを2時間おきに5回しました。雪を取り払ってもすぐに積もる恐怖を味わいました。
空を見上げると、冬将軍が唸り声をあげながらすべてのものを白に埋め尽くそうとしているので、こんな日にどこかへ出かけたら、遭難してしまうのではないかという気分にもなり、雪国の人の苦労を垣間見た気がします。
午前中は、ソチオリンピックの開会式に見入り、午後は雪を見ながら、何人かの人の心配をしつつ、電話やメールで時間が過ぎました。
最近、毎日定期便になった母への電話では、大阪は雪はほとんど降っていないということでした。思い出してみると、今年の命日は、11年前と同じ土曜日です。こんな日に大雪が降るのは何かのメッセージではないかしらと思ったりしました。
時が静かに過ぎるのを感じます。