暑さが戻って今一つ頭が冴えてこない中、毎年のことながら9月になりました。
世の中も、新学期を迎え働きの秋へと始動しつつあります。年齢を重ねるほど、時間のたつのが早いという言葉にはいつも肯きますが、一方で、たとえば夏休み前のことを考える時、随分前のことのようにも思われることも事実、「さて夏休みだ!」と思って切り替え夏休みを過ごしていたので、それ以前のことは随分昔のような気分です。
そんな夏休みに仕上げた工芸作品、3つ目は、ペーパークラフトの篭です。所属する集まりで教えていただけることになり、パッケージなどを扱っているお店で荷作り紐の太巻を購入し、材料を皆で切り分ける所から始めました。太い荷作り紐を必要な巾に裂くこともしますが、それにはパッケージベルトのような硬いもので切り裂くと便利でした。
1.まず底の部分から編んで行きます。長さの違う2本を交差させ、基本の編み方を1つします。できたら、次の1本を持ってきてその横に編み、その要領で底の真ん中の横1段が出来上がります。
2、次はその線に編んだものから、底の面へと広げるべく隣隣に、1列ずつ編み加えて広げて行きます。
3、底が編めたら、長い紐で周囲を編みます。角に来たら、隙間を三角にすると立ち上がります。1本で1段を編み、次の1本を取出し2段目を編みますが、編み始めの場所は、それぞれ変えます。
4、必要な段数が編めたら、一番上の段を折り曲げ、余った紐を内側に入れ込んで始末します。
5、仕上げは、編み上がった篭を水に1度沈めてから取り出し、レンガなどで角の形を固定させて日向で乾かし、すっかり乾いたら完成です。
篭はA5サイズが入る大きさを計画していましたが、作り手によって様々な大きさになりました。私の場合、B5を入れたいと思っていたのが影響したのか、うまいぐあいに丁度B5が入る大きさに仕上がり満足しています。