5月3日の今日は、五月晴れのよいお天気となりました。 あちこちで、パレードや祭りが開催される中、ここのところ新たに関心を深めている小田原へ出かけました。北条五代祭りでにぎわう街中にくりだして、お祭り気分の中、小田原城周辺を散策しました。
小田原駅を降りたったときから、甲冑姿の人があちこち立って案内パンフレットを配布していて、気分が上がりました。まず、小田原城へ。
二の丸広場では、食べ物や物産販売のテントが立ち並び賑わっていました。 階段を上って天守閣前広場へ。ここは子ども達が小さい頃よく来た場所で、動物園もまだ少しあり、懐かしく眺めました。衣装貸出し記念撮影イベントのコーナーがありました。
その後、天守閣には上らず、坂を下って行きましたら、真新しい鳥居(報徳二宮神社)があり、今年の4月15日にできたばかりのものでした。。
しばらく行くと、小田原図書館と書かれたレトロな建物が。興味注がれ中に入ってみましたが、もう昭和そのもの!タイムスリップした感がありました。
お城の敷地を出る辺りには、ハスの池と藤棚があり、どちらもいい風情。お城の前には三の丸小学校がありますが、ここは素晴らしくお城にマッチする近代的校舎で、門入り口にはデザイン大賞をもらったとの看板が立っていました。
次に目指したのは、小田原文学館。近づくにつれ、お屋敷街が現れ、長い塀の家やモダンな家など、ここが文学館かしら?と何軒も見間違えた末にたどりつきました。庭園内無料ということで中へ入りましたが、木立の中の文学館周辺は西洋の雰囲気、次へ進むと、急に竹が出てきて和のゾーンに変わります。2軒の文豪のお宅は、藤棚と鯉の池のある日本庭園の中、鬱蒼とした緑の中にありました。
その後は、小田原の街並みを眺めながら歩き、高校生の力強い太鼓の演技などを見た後お昼をすませ、パレードは青物町交差点でながめました。
火縄銃が爆音と共に撃たれ、さまざまな隊列が通過します。音楽隊、武者隊では手作り甲冑隊というのが印象に残りました。様々な甲冑はそれぞれ紙、段ボールなどで作られたりしているようです。 このあと、いよいよ北条五代に扮しての行列が続きます。初代北条早雲は、阿藤快。それぞれの北条は、外国人公募、全国公募などで、馬に乗って登場です。御付の人々も、市内の大学、高校等総出で扮して練り歩きます。そう、このお祭りは小田原市あげての一大イベントなんですね。

ところで、北条五代って知っているようで、北条早雲以外は聞いたこともなく、早雲もどんな人かもわからない異邦人。かわら版によると、北条五代というのは小田原北条氏のことで、鎌倉北条とは違うとのこと。北条早雲から五代、親子の争いもなく、豊臣秀吉に、無血開城するまでの100年間、平和独立国の夢とともに善政をしいたということです。 小田原市民にとっては、今も北条氏五代への熱い思いがあるのでしょうね。素晴らしい一族だったということがよくわかりました。