1年で一番寒い、2月ですが、春が日一日と近づいてくるのがわかるので、楽しくうれしい月です。
昨年、3回聖路加病院に入院した時、私は消化器系疾患ではなかったので、食事はいつも楽しみにしていました。初めての入院の時から、聖路加病院の食事が口に合うという印象で、ワンパターンの病院の食事という感じが全くなく、まるで家で夕食を食べている気持ちになれ、とても癒されました。
ですから、少しでも献立の参考にと、配食されたときに付いてくるメニュー用紙をずっと取っておいたりしました。この病院の食事レシピ本でもあれば買いたいくらいと思いながら。
一段落ついて、試しにグーグル検索してみたところ、やはり同じように思った人達の声によってか、すでに7年前くらいに発行されていました。早速、アマゾンで新品に近いディスカウント本を手に入れることができました。
内容は、初めの20ページに、愛があればおいしく食べられるに始まる、聖路加病院の食事の人気の秘密や、食事作りのコツが、わかりやすくポイントごとにまとめて説明されています。
そして、そのあとに30日分の夕食献立の、写真と作り方が載せられています。どれも1汁3菜で、1人分500kcalの献立です。どこの家にもあるような食材で、減塩なのに美味しいものばかりです。
確かに分量は少なく感じるかもしれませんが、これが腹八分目の量で、健康にもよいということが実感できます。
献立のヒント、手軽でおいしい料理の作り方、健康を考えた味付けなどがわかる、今まで持っている料理本の上を行くこの本を、愛情料理を作りたい全ての人に薦めたいと思います。