新年度が始まり、今日は初めての日曜日です。毎年ならば近場の桜まつりが開催されていたところですが中止で、加えて土日不要不急の外出は自粛となりました。
昨日、食材などを買いに自転車で出かけましたが、帰り道前方川沿いの道の桜が満開に咲いているのが目に入り、いつもは1本手前の道を通って家に戻りますが、この時は誘われるように川沿いの道へ出ました。そこで見た光景は、まさに春爛漫でした。桜まつり会場から100m下流でもともと人通りは少ないところですが、長閑に広がる春の光景です。
左手の方向の富士山は春霞で全く姿はなく、春特有の空気がただよっていました。桜だけでなく、菜の花も満開で素晴らしいコラボ!ハナモモやチューリップなども春を演出する中、「今年の人間はどうしたの?」と言うささやきが聞こえた気がしました。
桜まつりは、毎年第一週の土日となっていますが、桜の開花は年によってバラバラなので、葉桜まつりになったり、翌週満開ということもあって、祭りを楽しむ方ではないにもかかわらず毎年気にしていました。今年はそういう意味では、バッチリ満開だったのに惜しまれます。
うれしいことは、今年も葉っぱばかりのチューリップかと思われていた我が家のチューリップは、前回のアップの翌日に、蕾ならあるけどと言わんばかりに1つ顔を出しました。1つでも咲くならそれを眺めて今年は楽しむわと思っていたら、その後次々と蕾が見え始め、小さい蕾も含めほぼすべて咲いてくれそうです。
ほかの植物も、新しい葉っぱを出し始め、昨年から咲きだしたモッコウバラには沢山の蕾がついていてこれからが楽しみです。
花見はもちろんのこと、人の集まる大型施設は軒並み休館となり、それがいつまで続くかわからない日々ではありますが、2か月先の花菜ガーデンの予定を申し込んだだけで微かな希望をつかんだ気分になれました。
家にいることはそれほど苦痛ではないと思っていた身ですが、多くの人とのつながりと生き生きとした自然の営みから力を得て人は生きるものなんだとしみじみ思うこの頃です。