花菜ガーデンのサポーターを始めて、早や5年がたちました。
初めの頃は、どの木々も小さめ、バラ園もまだまだこれからの風でしたが、年々変貌をとげて、バラに関しては一昨年くらいから、見事な花を咲かせるようになり、ガイドツアーも始まり、春と秋のロースフェスタの頃は、いつもと様変わりの来場数となります。それで、この4月から料金も改定となり、シーズンオフ期、通常期、バラの最盛期の3種類位の変動料金になり、年パスも値上がりしました。
バラのほかにも、昨年から、チャペックハウス横の触れん土ファームの畑が、春先にはチューリップ畑に変身します。しかし、夏場は畑として使うので、4月下旬には、まだきれいに咲いているチューリップを一斉刈り取りして畑に戻し、夏野菜を植える忙しさです。

今回の活動は、1ヵ月ぶりでしたが、そのチューリップ畑あとの畑に、かぼちゃとズッキーニの苗を植える作業をしました。休憩は、チャペックハウス前の屋根つきベンチで、5月さわやかな風を楽しみました。苗を植えたあとは乾燥しないように、藁を敷き詰めます。
5月ということで、入り口に続く通りには、鯉のぼりが飾られ、気持ちよさそうに泳いでいました。三日月山の花々は赤が目立っていました。ポピーの赤だそうです。

先日、私の集まりの仲間から、何故花菜ガーデンのサポーターをしているのか?と尋ねられました。とっさのことで、思いついた返答は、まあ気分転換のためかなと応えましたが、何故というのはあらためて考えたことはなかったのでその質問が自分の中に残りました。
花菜ガーデンがオープンしたときの募集で応募したわけですが、最初から良いイメージで、場所もよく通っていたところで知っていました。そして、園芸家カレル・チャペックの園芸への姿勢などがコンセプトの中にあり、チャペックの住まいを模した家もある、花と野菜の庭園、と説明された時の期待が全く裏切られることのない場所として、年々充実してきているのではないかと思います。バラ園は、品種の古いものから順に植えられ、イングリッシュガーデンを思わせるところなどもあります。
サポーターは、2か月前に送られる予定表で申し込んで、人数調整されて参加しますが、その日は予定された作業をガーディナーさんの指導の下作業に専念します。気候、天候によって大変な時もありますが、どんな時も植物と人と触れ合う一期一会ともいうべき、楽しい時間です。園芸に詳しい人も多く、花や野菜と親しみながら日常とはちょっと違った時間を過ごすのです。
そして、繁忙期はともかく、園内は人がまばらなのが落ち着きます。それをもとめる、カップル、写真家、散歩の人が時折通り過ぎるのもいい感じです。
何故という問いには、ここに惹かれ、フィーリングが合うからというのが今一番ふさわしい言葉かもしれません。
絹さやの花