ここ数日で、めっきり寒くなりました。ことに一昨日は風雨で寒い日でした。
外は風雨でも安心の室内・・・のはずですが、そんな家の中でもとんでもない事態というのが、時には起こります。一昨日の夜のように。
我が家は、築40年に近い家。14年前に1階をリフォームしたので、とりあえず不自由なく暮らしています。しかし、そのリフォームの際に、今の新築住宅に付いている浴室の暖房、乾燥の設備をとりつけなかったので冬は寒い場所となります。めっきり寒くなった一昨日は、冬支度開始で小型ファンヒーターを取り出し設置しました。
でもこの日はバスタブにお湯をはるつもりはなかったので、お風呂の蓋2枚は洗面所に置きました。中に入れていると、無駄に濡れるからです。
さて、玄関横に洗面所に入る引き戸があり、洗面所から浴室に入るという構造で、いつもはこの引き戸は開けています。お風呂に入るときには閉めますが。 でもこの日は、ファンヒーターをつけ暖めのため引き戸を閉めていました。
いつもより遅い時間になってしまったので、急いで入らなくてはと引き戸を開けようとしたところ、つっかえて開かないではありませんか!何と、立てかけてあった風呂の蓋2枚が引き戸を外から閉めた時に引き戸の溝にはまり込み突っかかった状態になってしまったのです。
人がいない鍵のかかった完全密室状態になってしまったのです。引き戸は分厚く重い木で、浮き上がらせて外すことは出来ません。左10㎝くらいまで開けられるのと、後は壁と引き戸の隙間が3ミリくらいあるのが、外から働きかけられるところ。
初めは動転していて、電気を消してみたり、手を伸ばして左端においてあるファンヒーターのスイッチを切ってみたりと関係ないことをしましたが、その後、3ミリの隙間に50㎝物差しを突っ込んで、何とか突っかかっている2枚のパネルの位置をずらせないかを試みました。
何回かやっていると、パネルの位置などもつかむことが出来てきましたが、物差しではまり込んだ2枚を動かすことは難しそうで半ばだめだと感じましたが、あきらめの悪い私は、奇跡のような移動を想定しながら試み続けたところ、パネルが、重そうに見えたけど割と軽かったからか奇跡が起きたのか、動いてくれた瞬間をとらえ、開けることが出来ました。
悪夢の始まりから、所要時間は10分くらいでしたが、あきらめずにがんばってよかった!家の中でも、非常事態は突然起こるという教訓を得ました。
