月別アーカイブ: 2005年9月

パソコンを使っての点訳

昨年の1月の広報に載っていた募集に応じたところから、パソコンを使ってする点訳を学ぶようになりもうすぐ2年になります。
 
パソコンを有効利用して、新しいことを学びつつ、福祉活動ができるところに魅力を感じて、少しずつ続けています。点字については、この頃、公共の場でよく見かけるので知っているくらいで、その仕組みなど何も知らないところから始めましたが、1週間に1回指導を受けに行くことを続けて、ようやくお役に立てる一歩手前まで来ることができました。
 
この9月はじまったころから、盲学校へ行って、そこの先生に私の点訳が間違っていないかを見て頂いていましたが、先日4回目の時に、戻って本点訳をやってくださいと言われ、次のステップへと進むことになりました。
 
意外と早く戻されたわけですが、盲学校は、わりと近くにありながら入ったことのないところでしたし、目の不自由なかたとの交わりも初めてでしたので、新鮮な時間でした。盲学校の先生方は多少見えるようですが、不自由な方たちで、私がフロッピーに入れた点訳を点字印刷機で印刷して、私が声に出して朗読するのを、指で読み取りまちがいがないかみていただきます。
 
早口の私ですが、気をつけてややゆっくり目に読むのですが、すばやく指先で凹凸を判別して読み取るわざは見事に思えました。この点字というのは、もともと戦争中にフランス軍が闇の中でも声をださないで意思疎通ができるように考えだされたものだということを伺いました。
私も、ゆっくりなら点字をよめるようになりましたが、それは目でみてのこと。指でぶつぶつをさわってもとても文字として認識はできません。
 
盲学校の3人の先生方は、それぞれ良い方々で、会話しているぶんには、目が不自由であることを感じさせないくらいでした。障碍は不便ではあるが、不幸ではないということをあらためて実感しました。
 
しつこい今年の暑さもようやく去って、朝晩は寒いくらいになってきました。だんだんまったりした頭もさえてきて、もの想う秋の気配を感じています。
 

雑感

今日は彼岸の入り。毎日暑いと言っていた残暑の日々もそろそろ終わる頃です。あさってが秋分の日でそれを過ぎると夜の時間のほうが長くなるのですが、ほんとうに、近頃は、日の暮れるのが早く感じられるようになりました。
 
このブログにカテゴリーという項目がありますが、本当に世の中には、色んなジャンルがあるし、また、人1人の活動にもいろんな生活場面があり、それに時間という縦軸を加えると、本当に多くの関わりの中で生活しているとこの頃感じます。そしてコンピューターの登場で、ますます多くの情報を手に入れる手段を得たけれど1日24時間は変わっていないので気をつけないと疲労してしまいます。
 
先日の、中秋の名月はお天気も良く明るい綺麗なお月様でした。すすきも団子もしませんでしたが、お月様は笑ってくれたようでした。
最近思ったことは、”気遣い、気配り、心配りは、すべての人に過不足なく”ということです。
自分が、知らず知らず軽んじている人、眼中にない人が私の知らないことをいっぱい知っていて、私をみていることをよく覚えていたいと思います。
また、平和に暮らすためになくてはならない、他者への愛というのは、その存在を認めることからはじまるということも心に留めておきたいと思っています。
 
ほんとうは、今1番思っていることは、睡眠不足で眠い、栄養バランスの取れた食事を定時に用意するために、早めの買い物、常備菜づくりをしたいが、やばいということなのですが・・・
今日の天気は曇りと聞いていますが、ほんとうに曇っています。

今週の予定

明日は、午前と午後に外出の用事があり、出入りする日になりますが、水曜と木曜は留守番よろしく、家にいる日になっています。
 
少しのことでも、外に出る日と1回も外に出ない日とでは、体の調子も気持ちも全然違います。
どちらかというと、外に出る用事がある日の方が時間に区切りがついて、多くのことができ、充実した1日が送れるのは今までの経験からいえます。
 
それでも私は、どういうわけか家が好き人間で、何も予定のない日があるととてもわくわくします。自由な時間を使って、部屋の整理や、洋裁、パソコン、常備菜作り、読書、と普段じっくり取り組みたいができないことがいっぱいできる錯覚をおこしてしまうのです。けれど、決してこれらが満足にできたことはなく、せいぜい体が休まり明日への疲労感が解消されるくらいです。
 
それがわかりつつ、今週の2日間は、先日裁断したスモックエプロンを縫ったり、仲間と取り組んでいるフエルト動物を何点か作ろうと意欲を燃やしています。
 

カステラ

忙しくしているうちに9月になり、もう十日にもなってしまいました。時間は作るもの、取り分けるものとはよくいわれますが、本当にその通りですっかりこのスペースにもご無沙汰してしまいました。
 
いろいろ、2学期の活動が始まってはいるものの、この残暑の」せいかなかなかエンジンがかかりませんが、今、何回も作っているのがカステラです。
 
いろいろ、お菓子を焼くのは好きですが、カステラは今まで焼いたことはありませんでした。うわさでは、シンプルだがなかなか難しいということなので試みてはいなかったのです。しかし、今回はどうしても、焼いてみたい状況があり、本に載っていた、ボックス型の小さいカステラを焼いてみることにしたのです。
 
型は新聞紙を折って作る作り方がでていましたが、たまたま入った店にテフロンのボックス型があり、これだと敷き紙がいらないということなので、これで焼くことにしました。
 
敷き紙というのは、パウンドケーキを焼くときにも意外と面倒な代物だったので、これなしで焼けるのはありがたいです。できばえも、本の分量の4分の3の量でうまく焼けました。
 
気を良くしてあちこちに8個ぐらいは焼きました。強力粉が余っていたのが活用でき、家にあるハチミツや買いだめした砂糖、それと牛乳、あと卵が3個あればでき、「案ずるより産むが安し」でした。