月別アーカイブ: 2014年11月

ガイドと巡る文化資源15-岡崎地区

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先週の日曜日、今まで行く機会を逸していた岡崎地区のガイドウオーキングに参加しました。

北に位置するこの地区の公民館などは、行ったこともあり全く知らないところではないと思っていましたが、説明を受けて実際に歩いてみると、知らない発見が山ほどあり、何よりも印象がガラッと変わって好感度がアップしました。

この日は、秋晴れの晴天で、その2,3日前に寒波で富士山が真っ白に雪化粧して美しい姿を見せていました。

今回、ガイドをしてくださったのは、この地区に在住の女性の方です。高倉健と同じ年齢と聞くまでは、10歳くらい下の年齢を思うくらいの、明晰で心身ともにタフな方でした。初めの説明で、この地区には山が4つあり、順番に巡って行くので、上れば下るという地形であるということでした。

image1番目に訪れた山は、岡崎公民館。ここの建物の前には、この地区の主人公ともいえる岡崎四郎義実の像がありました。源頼朝の旗揚げの頃の功臣ということで、相模国の豪族、三浦善継の四男でこの岡崎の地に住んだことから岡崎の名を名乗っているということです。

 

 

 

imageこの岡崎にはこの平安末期から室町・戦国時代初期にかけて岡崎城なるものがあり、その址が残されています。先の公民館横から階段を登ったところに岡崎神社があり、由緒ある美しい寺のような神殿がありました。この岡崎神社は、先の義実の頃の岡崎城の中心であった場所ということです。

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image次の山の岡崎小学校は、一気に時代をさかのぼり、縄文時代から古墳時代にかけての遺跡のある場所です。岡崎小学校が建て替えられるときに大規模な発掘調査が行われ、今回ガイドをしてくださった方もそれに参加したと話されていました。五六千年前、この辺りは近くまで海の迫る場所であったということです。市の博物館前の地面にある敷石はここから発掘されたものとか、キツネノカミソリという植物の球根が大量に発掘されたの珍しい発見ということです。上の入り遺跡というそうです。

次の場所に移動は、予告通り下ってまた上るということが何回か繰り返されましたが、海抜28mあるという山の手からの眺めはとても美しく、アップダウンの地形も横浜にでも来た気分で、今まで田舎と思っていましたが一気に山の手の住宅街に塗り替えられました。

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image広い県道をさらに北に上って行った辺り、住宅が途切れ開発中の山林にさしかかったところの奥に、義実の墓らしきものがあり、土手の向こうは隣の市という際を歩きました。途中、室町時代末の岡崎城の空濠跡などを見ながら、無量寺に行きました。ここの敷地はわざわざ切り取った感じに、隣の市の区域になっています。室町末期の岡崎城の本丸があった場所ということです。

お城と言えば高い天守閣を思い浮かべますが、岡崎城はそれ以前のお城で、地形の高低差などを利用して、敵が侵入しにくい立地に建てらたということです。そのため、当時の城の主の三浦義同から、北条早雲が岡崎城を落とすのに17年かかったということです。

解散地の紫雲寺に向かう途中、大御住グランドを眺める辺り、メタセコイアの紅葉が見られる風景、青空に映えて異国情緒さえ感じられました。

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1週間前のことですが、まだ感動は冷めていません。

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箱根大名行列を見に

image箱根の大名行列は、毎年11月3日の文化の日に行われます。今回、長期予報に反して、秋らしいお天気に恵まれたので見に行くことになりました。

箱根というから元箱根の方かと思いましたが、実際は小田急線の箱根湯本の温泉街挙げての行事でした。乗り換えの小田原駅でチラシが配られて湯本駅前14時頃通過に備え、アピールと注意のアナウンスが流れていました。

行列は、駅前を流れる早川の対岸にある湯本小学校を10時に出発し、旧街道を通ってゆっくり大回りして、午後に駅前を通過し駅の対岸すぐ前の冨士屋ホテルで解散となります。途中何カ所かで止まって火縄鉄砲や演技を見せてくれます。

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私たちは11時過ぎに湯本駅に到着したので、行列がいるところまで、ウオーキングで追いかけました。行列がお昼休憩をとる天成園から少し遡った鮎見橋の手前で行列を迎えました。その橋で「下に~、下に~」拍子木♪、の演技を見せてくれました。

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行列は、実際は先頭は、地元小学校のマーチングバンド隊、次に在日米軍楽隊、学生マーチングバンド隊、があって、その後にまず北条鉄砲隊が歩き、ようやく大名行列が通過します。大名行列の最後尾の人たちと一緒に沿道の人々も次のところまで一緒に歩いて行きました。次のお昼休憩ホテル前でも、演技を披露してくれましたが、なんと、大名行列のあとにもう一つ、芸能パレードというのがあって、舞妓さんの美しい群れや、和服姿の人たちが踊りを披露してくれました。

一通り見ることが出来たので、駅周辺が混雑する前に移動しておいた方が良いと思い、早めに箱根湯本駅を後にしました。

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imageちょうどお昼時に移動したので、乗換駅の小田原で昼食をとることにしました。以前混んでいて入れなかった由緒ある食堂に再度行ってみることになりました。小田原駅から10分くらい歩いたところにあるだるま料理店です。今回も人が若干群がっていて、30分待ちをして中に入れました。

中は、一昔前を思わせる内装、しかし、外で人が待っているにもかかわらず、空きテーブルが多い感じがしました。天丼セットを注文、築地で食べた天丼を思い出すお味でした。

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imageお腹がいっぱいになり、ゆっくりまた小田原駅に戻る途中、地下街が新しくオープンしたことに気づき、見てみることに。オープニングセールの最終日でしたが、なかなか賑わっていて、あちこち試食、試飲のコーナーがありました。輸入食品の店で、各種コーヒー豆が半額で売っていたので、2袋購入しました。

からくりボックスを開けるコーナーがあり親子連れが群がっていました。その中に紛れて私も、すぐにあきらめず挑戦しました。開けられた人の様子を盗み見したりしながら、ようやく開けられました。

image気付くと夫の姿がなく、携帯の電源OFFの夫とは連絡の取りようがありません。仕方ないのでしばらくそこで待っていたら、大きな干物を手にして現れました。

なかなか印象の良い小田原の新地下街でした。

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