瞬く間に、1週間が過ぎ、今日は雨の土曜日です。
この1週間は、所属団体の秋のイベントに向け毎日のように出かけ、
家にいる時もそのことをしている毎日で、昨日ようやくリハーサルを終えました。
その間に、一段と秋が深まり、
冬を思わせる寒さの中に、サザンカや小菊の群生、ピラカンサの赤が、目に付くようになりました。
久しぶりに開放された気分で家の中を見回すと、
置き場所に戻っていないもの、埃の溜まった家具、常備菜のない冷蔵庫。
最低限の家事しかしないで、何日かを過ごした結果がそこ、ここに。 ああ!と思いつつも、
1人の時間を楽しむ今は、そんなことは何の妨げにもなりません。
*********************
昨年の手帳を見ようと、たまたま取り出した手帳は6年前の手帳でした。
小さな手帳につづられた、小さな過去の出来事にしばし引き込まれてしまいました。
私の使う手帳は、1992年から同じところの手帳で、グレーとえんじを毎年交互に使っています。
わりと大きなカレンダー式の予定欄とメモのページだけの手帳で、
これを見るとこの年がどんな年であったかがわかります。
6年前も大筋、今年と同じような生活をしていたことがわかり思わず苦笑ですが、
よく見ると夫の単身赴任の引越しがあったり、車の買い替えを行っていたり、
子どものたちの行事も、タイムスリップして、若々しいものでした。
そして、なんと6年前と今年は、同じカレンダーでした。
でも、同じようでいて実は違うことは知っています。
”ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず”
人は、絶えず変わり続けて進んでいく中で、すべてのことをしていかなくてはならないことを。
************************
今のNHKの朝の連続ドラマ「ちりとてちん」、面白いです。
落語の話が、ドラマの現実と巧妙にタイアップした演出が楽しいです。
昨日、放送分、”徒然なるままに・・・”のところ、日ぐらし硯に向かう兼好法師は、書くことが好きだったと語るくだり。
強いられていないのにやっているのは、好きだからという説明は、妙に心に響きました。
*************************
9月は夏で、11月はもう冬。今年の秋はいつのまに過ぎてしまったのでしょう。