家をリフォームすることになり、話が徐々に進んでいます。
それにしても、家のリフォームを扱っている業者というのは、たくさんあるものだとは、
真剣に1社に絞ろうと意識した時に思ったことです。大手もあれば、小さな工務店もあれば、工房のような業者もあり・・・。
団塊の世代が、定年退職を迎えて、建て替えやリフォームをする需要がたくさんあるからか、これに関する情報誌もまたたくさんあることを知りました。
どこにお願いするかについては、今まで壁の塗り替えと家の補修をお願いした業者にするか、
昨年説明会に行き無料耐震診断をお願いした大手の業者にするか、ごく近くのリフォームを得意とする急成長業者にするか・・・
どれも今一つ決断できないでいました。そこで、次に足を運んだのが、こむぎさんに紹介していただいた業者さん。
10年の実績のある堅実な業者さんと伺い、夫と出向いて行きました。
一級建築士事務所と書かれたその業者さんの雰囲気は良く、私達が求めているものを提供してくれそうな印象があり、仮契約を結びました。
今日は、2回目の訪問で担当の建築士さんを交えて、プラン例などを紹介され話合いました。
この際に、気になっていた耐震診断について聞いてみて、とてもびっくりすることがありました。
以前の業者でやってもらったのでは、1階は倒壊する恐れあり、2階も0.7くらいの数値しか無く、
基礎にもひびが入っているので補強が必要というものでした。
今回の業者さんでは、図面だけからの診断でしたが、1階も2階も1.1以上あり、大丈夫ということで、
あまりにもの違いに、以前のデータを出して、質問してみましたら、たまたま同じソフトによる耐震診断だったので、じっくり見てくださり、「あ、これは・・・」
説明によると、図面には多くの箇所に筋かいが入っている印があるにもかかわらず、全くなしで入力してあり、また、壁なども施工されていない状態(柱のみ)のような入力になっているので、これではどんな家でも倒壊の恐れありになってしまうということで、「これは、ひどいねえ・・・」と漏らしていました。
基礎についても、ひびがあるか、ないかの2種類の入力で、あると入れたら出てくる言葉がそのまま書かれているということでした。
念のため、床下の点検と屋根裏の点検を来週にしていただくことにしましたが、
大手と思って信頼していた、去年の業者には、ほんとうに失望しました。こちらの希望していない屋根の交換を提案したりして、私たちも危うく耐震のためならと考えるところでした。
今回の業者さんに、もう1度確認して見ました。「ということは、もし、今回リフォームをしないで、耐震だけ考えるとしたら、この家は今のままでいいということですか?」
すると、答えは「そのとおりです。リフォームの際に、耐震が落ちないように考える必要がありますが」ということでした。
この業者さんに、全幅の信頼とまで行かなくとも、普通の信頼感を感じながら、話を進めて行けるのを嬉しく感じる今日この頃です。