日別アーカイブ: 2013年3月28日

年度末

早々と満開になった桜ですが、その後また寒い日が続いたので、満開を保ちつつ週末を迎えようとしています。別れと出会いの季節を静かな華やかさで彩ってくれています。

IMG_1231[1]今日は、久しぶりに春の暖かい日差しが出る中、バスに乗って駅方面に向かいました。途中の道では桜ならぬこぶしの花も満開。本来ならこういう日は普通に自転車で行くはずですが、今回の行先は厳密には駅の近くの眼科です。1年くらい前から、急に落ちてきた視力を何とかしたいと半年前から眼科にかかわるようになっています。

9月に受診した医院で、「白内障」と診断されました。50代で50パーセントらしいから、早いけど珍しいほどではないらしい。手術すれば眼内レンズを入れるから近視も矯正されてよく見えるようになるということ。手術を前提に考えるなら自力で行きやすい所の方がいいので、駅近の医院に受診し直すことにしました。セカンドオピニオン的に、2つの医院を受診するのは初めてでしたが、雰囲気や話の進め方など随分違いました。

初めの医院では、手術をすると治るけど、するかしないかは自分で決めてください。一方、後のところでは、ぜひ両目やってください。・・・色々検討した結果、急に視力の落ちた右目だけをすることに決めました。後の医院は、目の見え方やその後の生活の質を向上させたいという観点から、眼内レンズに関して様々に検討を加え生活スタイルにあった視力を考えてくれる姿勢が私の要求とも合っています。

手術の日が決まり、そこから逆算して3回、事前の検査や準備の日が設けられていて、今回、その第1回目に行ってきました。

今までも、ある程度の検査はしていましたが、今回はさらに色々ありました。なかなか経験することではないし、興味深かったので、ここに記録しておこうと思います。まず、3台の機械で、精密眼圧、眼底、などを測定。その後、視力表で矯正視力と斜視の検査。角膜の細胞数の検査。眼内レンズを作るための眼軸の測定。瞳孔を開く目薬をして水晶体の撮影。網膜の検査。あと、血液検査です。

検査師さん、お医者さんなどから視力のことの説明をきいていると、人の目の不思議を今更ながら感じます。結局のところ脳が見るということをきいたことがありますが、メガネのレンズは度が上がるほど物は小さく見えることや、子どもの頃に正しい視力を経験しておかなければ物をはっきり見られなくなるなど、眼から脳へと関心が移って行きました。

今回私が目指しているのは、この医院で紹介していたモノビジョンという考え方。一方の目で遠くを見、もう一方で近くを見るという見方。慣れれば脳が補完して違和感無く見えるようになるとか。思惑通りにいけばいいけれど、やってみなくてはわからないので心配なことではあります。

帰り道、バスの窓から見る桜は、満開の満開。散る前の全盛期のようなたわわな花をつけていました。明日のお花見が楽しみです。