9月に入ってからは、暑い日と涼しい日を繰り返しながら、台風15号の強烈な通過と被害のニュースに心を痛めつつ、明日は早秋分の日。また時の過ぎ行く速度が上がって来ました。
この間、母の高齢者住宅の転居の話が持ち上がりましたが、結局慣れたところがいいという判断になり、あらためて現在のホームに落ち着くという顛末もありました。母にとっての良さが何かを再認識できました。
そんな日々の中、先日夫の誘いで、東京の渋谷、東急文化村で行われている「みんなのミュシャ展」に出かけました。
ミュシャという人は知りませんでしたが、案内パンフによると、没後80年で、ミュシャから現代の漫画が生まれたと位置づけられる人物です。チェコの人でアール・ヌーボーを代表する芸術家。
確かに、紹介されている絵は絵画のようであり、少女漫画のようでもあり、細かい線による描写とグラデーションのきいた色彩が印象的でした。ミュシャとつながる日本の漫画家の原画も展示されていてその影響が伺えました。
私も昔は別冊マーガレットのファンで22歳まで愛読者でしたが、その頃のトキメキは今はないのが残念です。しかし、ミュシャの絵画は異国情緒あふれた華やかさと神秘さがあり、デザイン画としてそれが描かれたものを部屋に置くのは素敵と感じました。
お昼をまたいで鑑賞し、遅い昼を渋谷のビル街でいただきました。この頃、東京に出かけることが多くなりましたが、渋谷には10年ぶりくらいでしょうか。地下鉄半蔵門線で来たので渋谷駅の地下が深く広く発達していることを感じましたし、地上に上がると渋谷駅自体が高層ビルの下にあることを知りました。周辺にあと二つ高層のビルがあり、お昼をいただいたのはそのうちの1つです。
このあとは、宮益坂を上って青山学院を過ぎ、地下鉄表参道駅から帰路につきました。