お天気もほどほどの土日でしたが、特に予定していることもなく
春の落ち着かない心のままに、時にボーとしながら、過ぎていきました。
といいつつも、土曜日の特記事項は、庭の手入れ。雑草をとりのぞき、
花の世話をしているうちに、年末の大剪定のときに仕残した、月桂樹の大枝を1本剪定。
日曜日は、俄か思い立って、美術館に。土曜日の新聞に記事が出ていたからですが、
「村田朋泰展」~夢がしゃがんでいる~を観てきました。
記事では、パペットアニメという新しい手法が紹介されているということでしたので、
興味をそそられましたが、実際は想像していたものとは随分違っていました。
まず、ハイセンスで白亜の殿堂のようなあの美術館が、今回は少し様子が違っていました。
シアター入り口、展示室の入り口が、まるで文化祭の芝居小屋の入り口のようになっていて、
村田朋泰の世界が、外へ流出しているかのような感じに、戸惑いました。
真っ暗な入り口から入り、映像と実物が入り混じる空間(まさに)で、時に観客、時に展示を見る人に
なりながら、イメージの世界を体感しました。
人形が住む、半世紀前のミニチュアもあり、自分ではない他人の頭の中を覗いて旅させていただいた気分にさせられました。
結局、私にはあまりピンと来ない世界だったからか、このお出かけが今日のアクセント的満足に繋がらなかったのは残念です。
パペットアニメというのは、人形を1枚1枚写真にとってアニメーション化するということですが、
下の無料シアターのほうで、やっているらしかったので、1本観ました。確かに、動きはおもしろく思いました。
美術館入り口に、とてつもなく大きなユニコーン2体が置かれていましたが、
これは、一体何でしょう?これも、私の好みではなく、下がる気分を忘却の中に押し込めて帰路に着きました。
帰り道、今まで気づかなかった小さな白い花が、可愛らしく沢山咲いていました。