長い間、うちの猫の額ほどの庭を、裏庭と呼んでいましたが、考えてみれば、正式な庭があるわけでなく、玄関に対して裏ではあるけれど、南側なことを考えると、裏庭と呼ぶのは不適切かなと思い始めて、ならば単なる庭でいいと思うようになりました。年々様々な歴史を刻むようになってきて、小さいながら、物語あふれる庭になって来ているのを感じます。
毎年のことですが、少し温度が上昇してくると緑が成長し始め、ふと気が付くと狭い庭一面が緑色に変貌します。今年は、寒暖の差が激しく、暖かい日が長続きしなかったこともあり遅れていましたが、そろそろ緑の脅威を感じるようになってきました。
これは、昨年出かけた先で購入した、珍しい品種のアジサイです。冬中、ほったらかしにしたこともあり、生存が危ぶまれていましたが、もとの幹は枯れてまったみたいですが、横からこんなに元気な葉が出て感動しました。
花菜ガーデンからもらってきた、ミニバラは、新しい蕾をつけました。ホッ ゼラニウムは、冬中、ヒバの木の下に移動させていましたが、気付くとドクダミに埋もれてしまっていたので、取り出しました。葉っぱの勢いがいい割に、蕾がないので困惑。
母の日のカーネーションは、毎年1年切りで枯れてしまっていましたが、大きな鉢に植え替えれば5年位大丈夫と聞き、植え替えました。右の木は、レッドロビンの鉢植え。これも偶にしか水をやらずほったらかしでも、枯れることなく同じ姿を維持していましたが、どういう訳か、今年の春は葉を伸ばし花まで咲きました。これには、訳がありました。鉢を移動させようとしたら、根が1本横の地面に伸びていたのです。
毎年、大きな存在感のあるイチジク、ヒバ、月桂樹は、それぞれ新芽を出して、今年の歩みをはじめました。
そして、これからのきわめつけのドクダミですが、ドクダミ保護区を覆い尽くしています。2年前に作ったドクダミ化粧水、今回はしっかり化粧下地やお風呂上がりに使って、残り少なくなりましたので、今年はまた作ろうと思っています。
昨年豊作の枇杷は、今年は5,6個の実。クチナシは今、旧の葉と、新の葉が入れ替わり中。直植えの、額アジサイは今年も葉っぱの勢いだけはよく、ドクダミの緑に埋まっています。そういえばその隣に昔からクンシランというのもあったけど、花は見たことが無い。よく整理して考えてみると、家の庭の土壌、花の栄養があきらかに少ないように思われます。
さて、花を咲かせる栄養とは・・・・・