大阪からの帰路は、京都の嵐山を経由しました。
嵯峨嵐山は、以前6年間住んでいた所で、娘達が小、中、高を過ごした場所でもあり、
とても思い出深いところです。
関東に戻って1,2年たった頃、1回訪れましたがそのときは、まだまだここに住んでいて、どこにいても庭のような感じがしたものですが、早いもので、もうかれこれここを離れて8年になります。
あいにくこの日は、朝から雨の予報でしたが、阪急嵐山駅を降り立ったときは、雨はどうにか持ちこたえていました。
夜に、「花灯篭」のイベントがあるということで、駅にも明かりがつけられていました。
改札を出ると、すぐに桂川(大堰川)に出られ、渡月橋をバックに山々が見られます。
今回は、訪れる人も少なく、靄がかかっていたこともあり、とてもしっとりと趣のある風景が広がっていました。
なるほど、ここは名所でたくさんの人が訪れるわけだと、認識を新たにしました。
山はまだ紅葉を残しており、赤い紅葉は最盛期を過ぎてなお、楽しませてくれました。
渡月橋を過ぎたお店通りでは、以前無かった場所にオルゴールのお店があったので、少し覗き、
嵐電嵯峨嵐山駅を過ぎて、
天竜寺の入り口で右に曲がって、かつての生活圏へと入って行きました。
このさきには、中村屋のコロッケの店があり、お土産通りよりもいくらか安く売られているのは地元の人にはよく知られていることです。久しぶりに、買って帰りました。
観光の道から、一歩入ると、そこは普通の古い街。それでも、突然由緒ある場所が、ぽっと出現したり。
京都とはつくづくそういう街です。元住んでいた場所の最寄バス停(車折神社前)から、京都駅行きのバスに
乗り込むと、ちょうど雨が降ってきたので、そのまま京都駅まで乗って帰りました。