日別アーカイブ: 2006年12月24日

音楽会

たまたま、いただいたチケットでコンサートに出かけてきました。
 
内容は、ピアノと弦の四重奏と、オペラが2つで、
オペラの1つは、モーツアルト・イヤーによせてといこうとでの「フィガロの結婚」でした。
 
娘が二人ともピアノを習っていたのと、上の娘は中学校以来、吹奏楽部人生を歩んでいることもあり、
それに関係するコンサートにはよく出かけましたが、オペラを聞いたのは今回が初めてです。
 
しかも、今回は音楽家の団体ということで、本格的な音楽を聞いたという感じがしました。
初めの演奏では、ピアノの音色がこんなに自然に軽く澄みきって響くことに驚きました。
バイオリンとのハーモニーも自然で、流れるような演奏でした。
 
オペラは、あの高音でうたう歌劇であることは知っていましたが、言葉が日本語ではないので
今一雰囲気だけのところはいなめません。解説の人の言葉をたよりに、推し量りました。
歌舞伎を外人が見たらこんな感じかしらと思いました。
 
左手に小さい楽団がいて伴奏をするのですが、その指揮者がオーケストラの指揮者並みに
素敵だったことも印象的でした。
気付いたこととして、オペラの歌唱は声というより、人を介した1つの楽器のようにも感じられました。
体格のよい人が多く、体中から声の音色が響き渡っていました。
 
フィガロの結婚」では、結婚というものがいつの時代も一大セレモニーで、男も女も結婚は
安定の象徴であるからこそ、ハッピーエンドの到達点であることがよく感じられました。
 
        ☆  ☆  ☆  ***  ☆ ☆ ☆
 
冬至やクリスマスが近づくのを感じながら暮らしていたのに、いざその日が来てみると、
それを、半分忘れながら暮らしている自分がいました。今日のオペラは、そんな日々の私への
クリスマス・プレゼントだったかもしれません。
 
今晩サンタクロースは来るのでしょうか?ええ、まだ健在です。
 
コンサートのあと、イブの夕暮れの街を歩きましたが、なんだか静かな感じがしました。