今朝は、昨夜から降り続く雨の朝でした。
予報では、午前中はまとまった雨が降り、午後からは止んで、明日にかけて曇りということでしたので、
今日、行く予定にしていた、田舎コース方面の予定は欠席することにしました。
家にいて、しておきたい先手仕事もあるし、雨の中行かなくても・・・と思いました。
心配していた雨はさほど降らず、出かければ違ったいいことに出会えたかもと思いますが、
まあ今日は、家での充電日ということにしましょう 

この前のイチジク、恵みの雨のおかげで、元気でいるように見えます。
私がイチジクを好むのは、第一にあの果実が好きなことにありますが、もう1つ、
子どもの頃の思い出にあるかもしれません。
大阪のJR天王寺駅から徒歩5分の、街中に住んでいたにもかかわらず、
私の育った場所には、春には桜、秋にはイチョウの黄葉、ポプラ、アカシヤ、松の木があり、
そのほかにも、背の低い木や中くらいの木、地面にはクローバーが生えていて四葉を見つけたりしていました。
また、お年寄りの方たちがお世話しているうっとりするくらい、綺麗な花壇も近くにありました。
子どもの私は、そんな木々の多い場所や、草の生えるところ全部が遊び場で、年上や年下の子ども同士で、
日が暮れるまで遊んだ日々が、原風景として思い出されます。
たくさんの木々中でも、イチジクは変化のある葉っぱと、面白く曲がりくねった幹が魅力で、そこに、腰をかけたりして、
あるときはお家のように、あるときは船長室や基地にすることができ、楽しく遊んでもらっていたのです。
平成も20年近く過ぎようとしている今からは、昭和の古きよき、30年代の思い出。
その原風景から歩き出すと、交番、市場。南へ行くと小学校と幼稚園。
小学校の校庭には、「のびゆく子」の像が飾られ、校舎の壁には 校訓
「しんのつよいこー しっかりと前をみつめ、正しいと思ったことはどこまでもやりぬく子どもになりましょう」と書かれている。
あるとき、途中の町工場に、懸賞の「おしゃべり九官鳥」が製造されていました。
また、鉄腕アトムは、21世紀が舞台の夢のあるお話で、そのころの、未来の街という絵には、立体交差のハイウェー、高層ビルの間を車が走っているような風景が定番のようでした。
子どもが、子どもらしくいられた時代の、懐かしい思い出です。