先日、お刺身が、結構余ったときに、久しぶりに、昆布締めを作りました。
4,5日たってから、取り出して夜の一品として食べましたが、改めて昆布のうまみのしみ込んだ美味しさに
舌鼓をうちました。
この「昆布締め」は、富山県出身の夫と結婚するまでは、食べたことのないものでしたが、
夫の実家である高岡に行くと、昆布の間に、生のまぐろや、ひらめなどをはさんだ「昆布締め」は、
スーパーにもどっさり売っていて、日持ちがするからか、お刺身よりも安いお値段です。
もともと、海藻類の好きな私は、すぐこれが気に入り、お刺身が余れば、昆布にはさんでラップしておけば、
保存食になるので、いろいろな魚で楽しみましたが、近頃は遠ざかっていました。
夫の両親が健在のときは、高岡の実家に年2回は訪ねていって、富山の生活を味わう機会がありましたが、
義父が亡くなり、義母も事情で関東に住むようになった今は、富山は遠くなりにけり(もともと遠いところでしたが)
の感があります。
もっともこの頃では、暮れにとやま産品のカタログショッピングで、昆布締めや、かぶら寿司、
昆布かまぼこ、ふぐの干物などを注文して、かつては義母が送ってくれた山海の珍味を楽しんではいますが。
昆布の消費量、日本一と言われる富山県、お魚が新鮮で、和菓子も京都顔負けの美味しさ。
これらのものを食するときが、富山を思い出すときでもあります。