35度近い猛暑が続いて、日中は光化学スモッグ注意報が出て歩けない状況です。
この熱い太陽が西に傾く頃、徐に仕度をして、ゆっくりと外出します。
5時を過ぎても、きらめく光に思わず帽子と日よけの上着を身に付けました。
遠く広がる空の雲。 
久しぶりに田んぼのあぜ道を通ると、
いつのまにか青田は、グンと丈を伸ばして太陽の光をいっぱい吸収していました。
遠くの富士山は、やはり雲を引き連れて、その姿をみせてくれません。
一斉に鳥達は羽ばたいて、飛んで行き、だんだん、日は沈んで行きました。
振り向くと、もう薄暗い残照の中に、見たかった夏の富士山が、くっきりとシルエットを見せてくれていました。